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医学翻訳激勉日記
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身近な事から英語と医学翻訳を勉強します。
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合併買収

2010/02/06 20:33
企業の合併というのは、個人の結婚と同様、色々難しい問題があります。当事者である二人がつきあっていても、その両親や場合によっては親戚が反対することもあるでしょう。社長が乗り気であっても、社内にはいろいろと派閥もあるでしょうし、株主の意向もあります。

キリンホールディングスとサントリーホールディングスの統合も、いろいろ大変な感じです。サントリーは以前に医薬品事業部を持っていましたが、第一製薬に売却してしまいました。キリンにも協和発酵キリンという子会社があるのですが、サントリーはこれを将来売却せよと主張しているようです。

サントリーの言い分としては、世界のトップ製薬会社と競争するのは無理だろうということですが、確かにそれはもっともですね。全面対決しても全く歯が立たないのは明らかですが、疾患分野を絞るとか、ジェネリック医薬品に特化するという手も無いではないような気がしますが。でも、選択と集中の方が大事だと判断しているのでしょうね、きっと。

新会社の名前は既に決まっているというニュースもありましたが、一方で、統合比率をめぐって膠着しているという話もあり、本当のところはどんな感じなのでしょうか。こういう交渉途中の内容がメディアに流れるのは、どういう意味があるのでしょうね。意図的に情報を流して、譲歩を引き出そうとしているのか、あるいは大口株主が不満を言っているのか、どうなのでしょうか。わたしはツイッターはまだ始めていませんが、そういう情報もひょっとすると流れているのかもしれません。医学翻訳とは直接関係ありませんが、食品、バイオ、そしてバイオ燃料のニュースも時々読んでおいて損はないと思います。
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パトリシア

2010/02/04 12:24
翻訳家の相原真理子さんが心不全で亡くなったそうです。まだ62歳だったというのですから若いですね。この方はパトリシア・コーンウェルの「検屍官」シリーズを訳した翻訳者です。実はわたしはまだこのシリーズを一度も読んだことがないのですが、図書館や書店で何度も目にしており、とても気になる本だったのです。その書名から想像すると、医学用語が沢山でてきて、しかも探偵物のようなワクワクするストーリー展開があるでしょうね。主人公の検屍官が女性というのも目を引きます。

どんな経歴の方なのか興味を持って調べてみたら、アメリアに経歴が書いてありました。慶応大学の文学部英文学科を卒業されています。当然のことながら、英語力は極めて高かったのでしょう。慶応の英文科など、普通の人は浪人しても入れませんよね。ところが、卒業後はすぐに結婚・出産と、なんだか平凡な生活でした。それでも、実務翻訳研修会に参加してから、実力を発揮してリーダーズダイジェストの日本語版の仕事を始めました。

その後、リーディングや下訳をした後、翻訳家デビューしています。相原さんは翻訳学校には通ったことがないそうですが、小さい頃から読書や作文が好きだったようです。出版翻訳をする人は、その仕事を目指す前に本を数百冊ぐらい読んでおかないと通用しないような気がします。

こういうハードな本ばかりでなく、動物関係の本も訳しています。デビュー作は犬の調教師に関する物語でした。これを機会に、コーンウェルの本を図書館で借りてみたいと思います。でも、もしかしたら、みんな同じことを考えるので、すぐに予約で一杯になるかも。うちの近所の図書館は、予約が多い本は2カ月先まで予約で埋まっている本もあって驚いたことがあります。
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名詞部

2010/01/31 19:08
今日は図書館に行って「英語の冠詞 その使い方の原理を探る」という本を借りてきました。閉館まであまり時間がなかったので、とりあえず題名だけ見てかごに入れてきました。医学翻訳ではどうしても専門用語に目をうばわれて、あまり冠詞がどうのこうのという話にはならないような気がしていたのですが、無関心のままでいるのも良くないなと思ったからです。

ざっと見たかんじ、あまりお勧めの本ではなさそうです。どちらかと言えばガッカリな本です。でも、アマゾンの評価では4以上なので、私の視点が間違っているのかもしれないですね。

たとえば、7ページでは、「英語の名詞部は、意味が関与しないときは不定冠詞をとらない。」という原理が書いてあります。冠詞の使い方の判断チャートとして「名詞部は意味をもっているか?」という質問があるのですが、わたしには理解できません。意味を持っていない単語や句や文ってあるのでしょうか?句読点でさえ、意味を持っていますよね。文の終わりとか、まとまりが切れる所とか。この意味をもっていない単語の例として、固有名詞や肩書き、称号、数字を挙げているのですが、固有名詞にはちゃんとした意味があるでしょう。肩書きだって重要な意味を持っています。「社長」という肩書きは立派な意味を持っていますよね。小学生に聞いても、どういう意味か知っています。

冠詞というのは理解するのが難しいのですが、その冠詞をさらに難しい定義や表現で説明しているので、一層冠詞が理解できないような気がします。この本はもしかしたら、冠詞はかなり勉強したことのある上級者が読んで納得するような本なのかもしれません。わたしのような初級者には荷が重いような気がします。こういうとき、図書館の本は便利です。自分に合わないと思ったら読まなければよいのですから。お金を出して買ってハズレだったら悔しいですけど、タダですから。当たり外れがあっても平気です。次回、もう少し時間に余裕があるときに、じっくり本を探してみようと思います。
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求める品質

2010/01/29 12:36
製造業者が考える品質と、顧客が望む品質は必ずしも同じではないと思います。わたしはパソコン音痴なので良く分かりませんが、Windows 7というOSは恐らくXPよりはるかに高い性能を持っていると思うのです。OS開発者は今度こそはと思って自信作を出してきたと思います。でも、わたしはXPの品質で十分です。今のままで十分満足しています。Windows 7なんか全然欲しくありません。

私は米を主食にしています。パン食より米が好きです。でもスーパーで一番安い米を買っています。兎に角安ければそれで良いのです。私が米に求める品質とは、国が定める残留農薬基準を超えていないこと。味はどうでもいいです。新米でなくても構いません。安ければそれで良いと思っています。普段自分が食べるだけなら、一番安いブレンド米で十分です。別にコシヒカリである必要は全然ありません。コシヒカリを作っている農家の人は、自分が育てている米に自信と誇りを持っていらっしゃると思いますが、わたしには安いブレンド米のほうが魅力です。

翻訳者は訳文の品質にこだわりがあると思います。また、そうでなくてはいけないと思います。でも、顧客から見れば、とんでもない間違いが無ければ、表現の質はそこそこで十分と考えている方もいると思います。私がWindows 7やコシヒカリなんか要りませんと考えているのと同じですね。それより、値段が安い方がいいでしょう。

外食産業でも、すべてのチェーン店が「究極のメニュー」を追求すると、私たちは困ります。それより、どこでも手軽に早く空腹を満たしてくれる愛想の良い店が近くにある方が嬉しいです。マクドナルドが人気なのも非常に納得です。マクドナルドで食中毒というニュースは聞いたことありませんし、とにかく安心です。女性が夜ひとりで入っていっても安心していつものメニューを注文できる。一般客が求める品質はこれですよね。パソコンだったら、静かで故障しないものであれば、どこのメーカーでも構いません。デザインはどうでもいいですが、「静音性」にはこだわって欲しいです。
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数式

2010/01/23 16:03
医学文書というのは内容は難しいのですが、読めば理解できることが多いと思います。全体的に情報が記述的だと思うのです。何がどうしたとか、それでこうなったとか、内容は高度ですが、じっくり読めばそれなりに分かった気がします。ところが、薬物動態の教科書には数式がいっぱい出てきて、それを見ただけで「あっ、これはダメだ」と逃げ腰になってしまうのは私だけでしょうか。高校のとき、きちんと数学を勉強しておけばよかったと後悔しても後の祭りです。

来週、テレビで「クスリの運び屋参上、分子薬物動態学」という番組があります。爆笑問題のニッポンの教養というNHK総合の番組です(25日、15:15〜15:45)。これはどうやら再放送のようですけど。トランスポーターについて詳しい東京大学の杉山雄一教授がゲストとして来られるそうです。もし興味があればビデオにとって見てください。30分の短い番組ですし、一般視聴者向けだと思うので、入門編としてちょうど良いかもしれません。
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教材の宣伝

2010/01/20 22:49
翻訳に限らず、英会話でも、資格試験でも何でもいいのですが、ウェブで宣伝している教材では「最初はダメな人が教材のお陰で目覚しい成長を遂げた」ことを強調するのがパターンだと思うのです。例えば、中学生の頃は英語で落ちこぼれだったけど、これを使ってからTOEICで満点取りましたとか。子供の頃は病気がちで学校もよく休んだけど、このサプリのお陰でマラソン完走しましたとか。そういう体験談を読むと「なんだか効果がありそう」だと思います。

ですから、体験談に出てくる人は「最初がダメ」なほど良いのです。教材を利用する前はハンディが多くて成功率が低そうに見える人ほど説得力があります。「どう見ても無理だろう」と思うような人ほど宣伝になるわけです。

アイシーオーで「医薬医療系翻訳者養成通信講座」というのがあり、受講生の声を掲載したページがあるのですが、先ほどの宣伝パターンから考えると全然「説得力がない」内容です。そのページに出てくる修了生さんは、外資系製薬メーカーで八年の勤務歴があり、SOPやGMP文書を作成した経験があり、化粧品メーカーでも薬事担当として二年の勤務歴があり、しかもご主人が薬剤師なのです。

これってメチャメチャすごくないですか?学歴、職歴、そして配偶者も含め、まさに医薬翻訳者として必要なものをすべて持っているような人です。治験薬の製造にもかかわっていたのです。まさに最強といっていいでしょう。翻訳会社にトライアルを申し込むとき、履歴書を出すだけで合格してしまいそうな人だと思いませんか。もうこれ以上何が必要でしょうか?私は製薬会社の勤務歴はないし、家族に医療従事者もいないし、もちろんGMP文書なんか本物を見たこともありません。

それで、講座を受けた後、まだ翻訳者ではないようです。これってどう解釈すれば良いのでしょうか。内容を見ずに批判するのは誉められたことではありませんが、何だか期待外れと感じるのは私だけでしょうか?これだけ素晴らしい経歴をお持ちの方が講座を受けて、結局まだ翻訳者になっていない。これはどうも今までの宣伝パターンの逆ですよね。「最初は極めて有望な人が教材を利用した後、期待した効果がまだ出ていない」というパターンなのです。これって宣伝ではなく、事実を淡々と紹介するのが目的なのでしょうか。

最近の情報教材は怪しい派手な宣伝文句が多い中、とても控え目な記述といえます。ある意味で良心的なのかも。そうですよね、むしろこれが本当なのかもしれません。そんなダメな人が教材を半年ぐらい使っただけで、まるで別人になるのは、本当は嘘または例外中の例外なのかもしれません。すると、アイシーオーさんは良心的企業として高く評価すべきなのかもしれません。
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地震

2010/01/16 12:37
ハイチで大地震があり、かなりの被害が出ているようです。といっても、わたしは地球上でハイチがどこにあるのか知りませんでした。それほど大都会という感じもしないのに、死亡者が非常に多いのは、建築物が強固でなかったせいでしょうか。確かにマグニチュードの数字は大きいですが、それだけが理由ではなさそうです。

ところで、製薬会社のアボットとアムジェンは100〜200万ドル規模の寄附をするようです。日本円で1〜2億円ということです。決断が早いですね。アボットはAbbott Fundという慈善組織を持っているそうです。製薬会社というと、わりとマスコミの非難の対象になりやすいのですが、なんといっても薬がないと治療できませんし、製薬会社の役割は非常に重要だと思います。わたしは概ね、製薬メーカーを高く評価しています。立派な企業だと思います。時々私も市販薬に助けられていますから。

ほかにもアメリカのメジャーリーグの団体が寄附をするようです。こういう寄附や募金活動をしている人がいるかと思うと、小沢幹事長の支援団体だか秘書だか知りませんが数億円単位で疑惑が報道されています。同じ1億円でも本当に困っている人の支援に使うこともあれば、自分の都合のために使う人もいます。何か災害があったとき真っ先に寄附したり現地に行ってボランティアに参加するような日本の政治団体というのは存在しないのでしょうか?そんな事をしている暇があったら自分の地盤固めをする方がいいかもしれませんね。
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